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ご無沙汰してます

男たるもの、隠れ家が欲しくなるものであります。
それは大衆飲み屋であったり、場末の静かなバーであったり、7人の敵が待ち受ける日常から遮断された空間で傷を癒せる自分だけの場所。
そして、その場所でしか見せない顔があるものです。

えー、個人的に昔から喫茶店と洋食屋が好きで、引越しをしたりすると近所に良さ気な店がないか探したりしますし、出張で見知らぬ土地に行っても一本外れた路地裏に入ったりして店探しをしたりしがちです。

でも、喫茶店や洋食屋なら何でもいいかといえばそうでもなくて、こうあるべきってこだわりがあったりします。
だからハズレも多いし、理想に近い店に当たれば通い詰めたりしがちです。

まずは喫茶店から。
これはホント、数も多いし当たり外れも大きい。
自分基準では、チェーン店のカフェは論外で、大き過ぎず若干暗めで、できれば客が居なくて潰れちゃうんじゃないか?と思うくらいの静かさで、ジャズが流れてて、マスターが干渉しすぎず、無論珈琲の美味い店。
全て適うのは難しいですし、多少項目が抜けても好きな店は幾つかあります。
仙台の一番町にあるホシヤマ珈琲店は、店が半分以下くらいで、郊外にあって、1000円オーバーの珈琲が300円くらいだったらピッタリなんですけど (笑)
数年前に通ってた当時近所にあった店はかなりいい線行ってたんですけど、客が来ないが行き過ぎてたようで、時々借金取りみたいな電話が掛かってきてたんですね。
「えぇ、お支払いしたい気持ちはあるんですけど」
そんな声が漏れ聞こえて、大丈夫かいな?と思ってたら、案の定潰れてしまいました (^^;
程々に客は入ってないとダメなようです。
その店がなくなって、ジプシーのように次の安住の地を探し彷徨ってたのですが、割と近くにあったんですね。
某大学が近いこともあって、学生の溜まり場っぽいんですけど、店の広さといい、流れるジャズの心地良さといい、珈琲が一杯300円ってのも財布に優しくピッタリです。
更に、マスターがちょい年下の同年代ってこともあって話しが合うし、PCマニアってことも、バンドやってたってことも、そして離婚経験者だってこともバッチリです。
離婚の際にはずいぶんと相談に乗ってもらいました。
長居を許されてるし、ワイヤレスネットワークのキーも貰えてるので、@FreeDの64Kよりもずっと快適なブロードバンド環境で仕事やら遊びをすることができるのです。
ホットスポットのまだ少ない仙台では、とっても貴重な場所ですね。
多いときに週に数日通ってるのは、そんな隠れ家感覚が心地いいからなんですね。

さて、続いて洋食屋。
これは喫茶店に比べて少ないから、さらに良店に巡り合う確率は低くなります。
個人的洋食屋の条件としては、やはりこじんまりとした店で、とにかく美味い店。
十数年前、就職と同時に引っ越して、散策して近所で見つけた店がしばらくの間ナンバー1だったんですけど、そこからまた引越しをした先で見つけちゃったのです。
郊外でそれも裏通りの分かりにくい道に入ったら、洋食屋の看板を発見!
吸い込まれるように入った店は、なんでしょう、結構「和」なんですよね。
小さく野球中継のラジオが流れ、ちょっと不思議な感覚を感じながら洋食屋なんだけど看板にも書かれてた売りの「カレー」を頼んでみました。
しばらくして出てきたカレーは、落ち着いた焼き物風の皿に盛られたライスと、器に入ったニンジンにタケノコ、いんげんが形を残したまま黒く光るルーから顔を出しています。
ちょっと様子見と、ルーを少しかけてひと口食べてみます。
ん!?
スパイシーだけどコクがあって、後から辛さが広がってきます。
美味い!辛い!美味い!辛い!美味い!
まくし立てるように、一気に食べ切ってしまいました。
息切れの中に不思議な心地よさを感じて脱力していると、スッと小皿が出されました。
皿に乗るのは、見た目でも滑らかさの分かる手作りプリンです。
ちょっと嬉しく思い、ひと口食べてみると、思った通りの滑らかで爽やかなプリンです。
そのプリンを食べ終わろうとするタイミングで珈琲が出されました。
もうこの時点で決定ですね。
ハイ、通いますよ!

その後、多いときには週5日通うようなハイペース状態に突入したんですけど、それが適うのも味に比べて実にリーズナブルだからなんですね。
高級レストランでの味が、1000円ちょっとで食べられるんですから、洋食好きにとってはパラダイスです。

当時の自宅から車で3分。歩いても10分かからない位の距離ですから、ビールを飲んだりなんかし始めると話もするようになってくる訳ですね。
そこで知るのは店の人の人の良さ。
基本的にシェフとフロア担当の奥さん2人でやってるのですが、シェフは職人気質で一見無愛想だけど話すととっても人がよく、奥さんはとにかく朗らかで、何でも話したくなっちゃう感じなんですね。
美味いのは勿論のこと、人に惚れて通い詰めるようになりました。

7年も通ってると、実に色んなことがありまして、昔付き合ってた女の子と別れたときには言葉や美味い料理で励ましてもらったり、3年前に結婚したときには祝福してもらったんですね。
ところが、ここしばらくは通うペースもだいぶ落ち、休業してたこともあって1年くらいご無沙汰になっていました。
体調崩してるんじゃないかと心配でしたし、7月頭に離婚してからは報告もしなきゃとおもっていたんですけど、なかなかタイミングが合わないままに8月になってしまいました。

たまたま用事を済ませて帰る途中、渋滞もあって少し遠回りをしたら、ちょっと足を伸ばせばすぐ店じゃんと気付き、夕方の部開店の5時になろうとしていたので「よし!」と行ってみました。

今年に入ってからは、たまに通りかかるたび「休業中」の張り紙を見ていたので、今日はどうだろう?電話しておけば良かったかな?と思いつつ店の前まで来ると、見慣れたのれんが出ています。
一気に嬉しくなっちゃって、裏の駐車場に車を入れると、シェフが裏庭で何かやってます。
あら、いきなりこんな所で会うとは (笑)
車から降りて、長らくのご無沙汰を詫びると、「なんだ、別れたのか?」と!
なんですか、いきなり!どっかで聞いたの?(^^;
「何で分かるの??」と笑いながら訊くと、「いやぁ、そんな気がして」と。
長いお付き合いですからね (笑)

店に入ると奥さんが迎えてくれて、「お祝いしてもらったのに、すみません」と言うと、同情するでもなく責めるでもなく、いつもの距離感で話をしてくれます。
そうそう、この感じが好きなんですよ。

久々に注文するとなると、かなり迷うのですが、やっぱり手間ひま採算度外視の手数の掛かったソースを堪能するならハヤシライスでしょう。
一気に話したらホッとしてしまったので、もう代行で帰ろう!とビールを頼んだら、何気に出てきたのは仙台牛のタタキ。
美味いし有難いし、涙が出そうです。

そしていよいよ出てきたハヤシライスは、全く変わらないコクのあるドミグラスソースがとにかく美味いです。
シェフが「デミグラスじゃなくてドミグラスだ」とこだわるソースは、比較のしようのない味わいです。

そしていつものプリン。
最後の珈琲を堪能し、またすぐに来なきゃと改めて思ったのでした。
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Author:RSroman
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