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イタリアの旅 第6夜 その2 -最後の晩餐前夜のナガトーモー-

ミラノの宿泊は一泊で、明日の朝には次の地へ出発してしまうため、
残された時間はあまりありません。
急がねば!

ホテルを出て、先ずはミラノ中央駅へ。
クラシカルでいてモダンな雰囲気の駅正面の大きなアーケードのようなスペースに入ると、

ミラノ中央駅

おおっ、これは!

アルファロメオエンブレム
【参考画像】

この蛇は諸説ありますが、異教徒のイスラム系のサラセン人を飲み込んでいると言われ、
ビショーネ(biscione)と呼ばれていおり、その昔、ミラノの支配したヴィスコンティ家の紋章です。

これにミラノ市の十字軍に由来する赤十字の紋章と組み合わされたのがアルファロメオのエンブレムです。

とまぁ、駅入り口の蛇見て喜んでいる東洋人は私だけのようでした。

さて、これから向かおうとしているのは、中心部にあるドゥオーモなのですが、
ミラノはトラムと呼ばれる路面電車網が充実しているので、トラムで行ってみましょう。
乗り場は普通に駅前にあるかなとミラノ駅まで出てみたのですが、どうも違う感じ。
こんなときに便利なのがGoogleマップで、停車駅に南蛮トラムが停まるかまで表示されています。
今更ながらに調べたら、どうも駅から2ブロックほど離れた場所にあるようで、
事前調査不足を嘆きながらトボトボ向かいます。

思わぬ散策で街を眺める余裕ができたのですが、ローマ、フィレンツェとはまた違った
なんとなくカチッとしたような雰囲気を受けますね。
ビジネス街って感じなのかな?もちろん日本のビルよりは石造りの重厚感と落ち着きがあるのですが、
それでもちょっとモダンな感じがします。

迷わず駅・・というか停留所に着きまして、5分ほどで1両編成の古いけど可愛い電車が来ました。
かなり年季が入ってるのですが、それがまた街並みに合ってます。新車じゃこうはいきません。
GPSで本当に目的地へ向かっているのか確認しながら、そろそろかって所で降りました。
そうそう、切符は先ほどのミラノ中央駅の売店で24時間券を買っていました。

降りたところはスカラ座の直近だったのですが、ガッレリアに引き寄せられて見るの忘れた!

ガッレリア前のダ・ヴィンチ

このダ・ヴィンチ像の向こうがガッレリア。

ガッレリア

スケールの大きなアーケードで、それほど長くはないのですが十字になっていて、
夜のライトアップが綺麗だそうです。残念ながら見られないんですけど。

そして、ガッレリアのアーケードの向こう側がドゥオーモなのですが、それはまた後にして、
ここでの第一の目的は、今夜のインテルの試合のチケットを買うこと。
事前に調べたところによりますと、この近くにオフィシャルショップがあるようなんです。
Googleマップを眺めながらキョロキョロしつつ歩いてる様子は、完全に犯罪者のカモですね。

あった!と思って見つけたのは、ACミランのショップ・・orz
うーむ、インテルはどこだ?と行き過ぎた道を戻って見つけました。「SOLO INTER」
地味すぎて通り過ぎていました (笑)

そんなに広くない店内は空いていたので、レジで「Un biglietto, stasera!」と
何のひねりもなく「今夜のチケット1枚!」とお願い (^^;
座席マップを出してくれて、どこにするの?と言うので、とりあえずメインスタンドを指差し、
カードで支払いしたら 170ユーロ。
約17,000円のチケット!!! ベガルタ仙台のSSの席で3試合観れるぞ!
パスポートを出して購入完了。

solo inter

とりあえずホッとひと息。
では、観光しましょうか。

なんて言ってる場合ではないのです。
13:45から予約を入れているのですが、既に 13:30となっています。
ここから次の場所まで、トラムで行こうと思っているのですが、ギリギリ間に合うかどうか・・
ドゥオーモを横目でチラリと見ながら広場を横切り、停留所らしきところに向かいますが、
ドゥオーモ前は複数のトラムが乗り入れているので、進行方向含めて良く分からん。
時間はどんどん過ぎていき、こりゃもうダメだとタクシーに乗り込みました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に着いたときには 14:00近く。
まーた遅刻だ orz
イタリアの時間がルーズだという前に、自分はどうなんだって話です。。

最後の晩餐

この左手のクリーム色っぽい建物に入ると、窓口が幾つかあって、
この旅何度目かの「Mi sono perso...」(道に迷いました・・)と言いながらバウチャーを出したら
ハイハイって感じにあっさりとラジオガイドの機械とチケットを渡されました。
あれ?もう入っちゃっていいの?と目で訴えると、どうぞどうぞと促され。。
建物の外観とギャップのある何かチェックされて開くような自動ドアを2つ3つ超えると
そこは当時食堂だった壁面に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」がありました。
薄暗い広間に薄っすらとライトアップされた壁画は、もうかすれたような状態ながら
圧倒的迫力で迫ってきます。420cm × 910cmと思ったよりも大きいです。

ラジオガイドを聴こうと思ったらイヤフォンがついてなくて、
フィレンツェのバスで貰っていたものをさして聴いたのですが、
ここもやっぱり聖書の知識が必要だなと感じましたね。

15分入れ替えのはずなのですが、混んでいないためかゆっくりと鑑賞することが出来ました。
観るだけじゃなく、その空間に身を置いて、目を閉じてその時代に入り込むくらいの
気持ちの余裕を持てると更に楽しめるような気がします。

満足して出口から出ると、あら?外!
もう一度入り口から入ってラジオガイドを返却しました。

ここからドゥオーモまでの帰りは、正面から出ているトラムで楽々です。
ところが、1駅前で降りてしまって、ここはどこだ!になってしまったりして。
次のトラムに乗り直しましたが、予定外のところで街並みを眺めるのもまたいいものです。

ドゥオーモに戻った時点でだいぶ時間がたっていたので、お昼ご飯をどうしようかと
近くをウロウロし、観光地の近くはやめておこうかなと思いつつも空腹に負け、
近くのピッツェリアみたいな店に入ってしまいました。

店内は結構混んでいて、ちょうど空いていた席に通されました。
ピザねぇなんて思いつつメニューを貰って見たら、ちょっといいのがありました。
ミラノ風カツレツ。Costolette alla Milanese 名物がありました。それじゃ、赤ワインとともに。

ミラノ風カツレツ

これは、仔牛の薄切り肉を叩いて、チーズ入りの粉をまぶして少量の油で揚げるカツで、
オリーブオイルとレモンでサッパリ美味しく頂けました。

ミラノ風リゾットも是非食べたいところでしたが、スケジュール的に無理そうですね。

さて、ここからようやくしっかりとドゥオーモを眺めてみます。

ドゥオーモ

このドゥオーモ、世界最大のゴシック建築で、5世紀もの歳月をかけて完成されたそうです。
トゲトゲしていますが、135本の先端に成人が立っていて、一番高い所はマリア像らしいです。
とてもスケールが大きく、美しい建物です。
屋上へはエレベーターで上がれるようですが、今回は下から眺めるのみで。

そろそろお土産も見繕わなければいけないので、ガッレリアのアーケードに並ぶ
有名どころのブランドショップに入ってみますが、
アウェイ感半端ないですね (笑)
フィレンツェで本店を横目で見てきたグッチに入ってみますが、
値札なんかありゃしませんが、店員誰も寄ってくる素振りありません(泣)
とりあえず、ひとつ金額を訊いてみたら、おぉう、ビックリ。
そんな様子を見て、店員はすぐ行っちゃうし。
ウロウロ見て回っていたら、全部の指に指輪はめてるような中国人マダムが入ってきて、
ショーケースの中のこっからここまで全部見せて頂戴的な勢いで品定めし、
アレアレと思っているうちにみんな買っちゃいました。
恐るべし、中国の購買力。
店内ですっかり空気になってしまった私は、静かに店を出ました。

何ヶ所か店を見て回り、まーいーかーとまたドゥオーモ広場に戻ってウロウロしていたら、
見るからに怪しいヒスパニック系の男が「Giapponese?」(日本人か?)と声を掛けてきたので、
思わず「No!cinese!」(いや、中国人!)と言ってやり過ごしてしまいました。
嗚呼、日本人の誇りをと思いながら(泣)
でも、逆にイマドキだと中国人と言った方が金持ってそうに思われて危なかったかな?

そうこうしているうちに雨が降ってきたので、時間も中途半端ながら
他の観光は止めておいてタクシーでホテルに戻りました。
次の時間が中途半端なので、ホテルでゴロンとなってちょっと休憩。

今夜はミラノに来た最大の目的でもあるセリエA インテルvsサンプドリア の試合があります。
そして、最大の懸案だった当日観戦チケットも既に入手しているので、かなり気が楽です。
先日のローマでは酷い目に遭いましたからねぇ。

今夜も水曜日開催なので、当然の如く 20:45キックオフです。
2時間前には着いて、スタジアムの雰囲気を楽しみたいので、17:30くらいには出発しましょう。
ホテルからスタジアムまでは、路面電車で30分ほどで着くところなのですが、
去年くらいから地下鉄工事の影響で、直近の停留所まで行かなくなったとの情報も見掛けたため、
地下鉄で向かってみることとしました。

ホテルを出ると小雨がぱらついており、本降りにならないで欲しいなと思いつつミラノ中央駅へ行き、
そこから地下鉄に乗り込みました。
ここも24時間共通切符なので、楽ちんです。
M3線でDuomo駅まで行き、そこからM1線に乗り換えて、スタジアム最寄りのLotto駅まで。
イタリアの地下鉄ももう慣れたものです。

さて、Lotto駅を出て、インテリスタの流れに乗って向かおうかと思ったら、あんまり居ないの。
おかしいよね?
ローマでもそうだったけど、スタディオ・オリンピコで 72,000人、サンシーロで 80,000人収容で、
少なく半分と見積もっても 30,000~40,000人が押し寄せるはずなのに、何故か閑散としています。
いったいどこから湧いてくるのでしょう?

当初、熱狂的インテリスタに紛れてシャトルバスにて向かおうと思っていたのに、
バス乗り場らしきものなんて全然見当たりません。
もう、暗いし雨も本降りになってきたりで、見通しが効きません。
仕方ないので、GPSで確認しつつスタジアムの方向へ歩いてみました。

本降りの雨の中、そこそこ歩いた気になってマップを見てみたら、まだ 2割も近づいていない orz
何しろ、2kmくらいありますから。
靴もビチャビチャになり、気持ちも折れかけ、それじゃタクシーでもと思っても走ってないんですね。
どうしよう、駅まで戻ってタクシー見つける奇跡に賭けようかと、今来た道を戻っていたら、
何やらバスが停まっています。それも、スタジアム直行っぽいバスが。
誰も乗っていないので、運転手に「Va a san siro?」(サンシーロに行きますか?)と訊いたら
そうだよ!ってんで、一番乗りで席に座りました。
すると、次々乗り込んできて、早々に出発。 あ~良かった~

先ほど引き返したポイントを越え、結構な距離を走ったところで到着。
ここまで歩いたら大変でしたよ。

もうこの辺で巨大なスタジアムが本降りの雨の靄に霞んで浮かび上がっています。

サンシーロスタジアム

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (Stadio Giuseppe Meazza) 、
サンシーロ(San Siro)とも呼ばれているサッカー専用スタジアムで、80,000人収容!
日産スタジアムでさえ 72,000人です。
ミラノを本拠地とする ACミランとインテル(インテルナツィオナーレ・ミラノ)の
ホームスタジアムとなっています。

雨が降っていなければ、出店で食べ物を買って開場を待とうかと思っていましたが、
本降りの雨に加えて気温もかなり下がって、薄手のダウンではしのげないくらいの寒さです。
仕方なく、入場ゲート付近の軒先で雨をしのぎます。

ゲート5

そして、ここでもまた見つけた。

サンシーロのパトカー

やっぱカッコいいわぁ~。

開場10分くらい前なのに、ゲート前の待機列は20人くらい (笑)
大丈夫かい、セリエA!なんて思いつつ眺めていたら、日本人が2人くらいいますね。
やっぱり長友目当てなんでしょうけど、長友は前節出場停止になっていたので、
今日はきっと出ますよ。出ないと困る。

開場時間5分過ぎくらいにゲートが開き、チケットとパスポートを見せて入場。
いや、まだ第一弾のゲート。
次にスタジアム入り口でまたチケットとパスポートを見せ、ようやく入場。
階段を少し上って目の前に広がったのは!

サンシーロ 座席から

素晴らしい!さすがサッカー専用スタジアム!
ゴール裏は3階席までありますが、靄の彼方で見えやしません。

もうワクワクしっ放しです。
オリンピコも良かったけど、ここはまた別格の良さですね。
素晴らしい!に尽きます。
それに、さすがは 17,000円の席だけあって、見やすいのはもちろんですが、
スポーツ専門新聞のガゼッタ誌が座席に置いてあります。太っ腹。

では、晩御飯も調達しましょう。
オリンピコでも不思議だったのが、売店のショボさ。
そうそう、トイレもこれで間に合うのって思う、ブロックで2ヵ所の便器だけ。大丈夫なのかな?
上の記者席方面に偵察に行って見つけたトイレも、そんなに数ある訳じゃなかったし。
物凄く不思議だなと思いつつ、ちょっとしたカフェのような食べ物エリアへ。

パニーノ的なものが幾つもあったもので、「Quest! e birra, per favore!」(これとビールお願い)
と指差し注文。

サンシーロ晩御飯

パニーノにハズレ無しです。
しかし、ビール飲むには寒すぎです。体感的には氷点下。
観光は天気に恵まれたのに、サッカーは過酷です。

ピッチ内アップ

ピッチ内アップが始まる頃になってようやく観客が入り始めましたが、
それでもまだまだガラガラですね。
平日開催ではありますが、セリエAの観客減は深刻なようです。

私の周りは結構良い感じで埋まってきまして、隣には二十歳そこそこに見える若い男性が座りました。
なんだかオドオドした感じで、私同様このブルジョワ席に似つかわしくないです (笑)

前の列には子供を連れた家族が座り、周りとは顔見知りのようで挨拶なんかしています。
年間シートなのかな?幾らくらいなのかな?なんて思っていたら、その家族の40代半ばくらいの婦人が
ガバッと振り返り、隣の若い男性になにやら凄い勢いでまくし立てています。
若い男性は困った顔で聞いていて、ゴソゴソとチケットを取り出して婦人に見せています。
おや?もしかしてと思っていたら、案の定、私の方にも怪訝そうな顔でまくし立ててきたので、
多分そうだろうなとチケットを見せ、「Quest, il mio post!」(ここは私の席ですよ)と言ってやったら
憮然とした顔で引いていきました。
その後、前列に入ってきた男性に何やら言われてその家族と一緒にいた男が移っていき、納得。
私と隣の若者の席が違うようだったら追い出して、仲間を近くに座らせようとしてたんですね。
隣の若い男性と「やだねぇ (^^;」と目で会話 (笑)

しかしまぁ、あちらの女性は本当に気が強い。
怖い怖い。

さて、お目当ての長友は、後で知りましたが、次節首位ユベントス戦のために温存されて控えでした。
カンビアッソも控え。
スナイデルは怪我とのことでしたが、どうも契約内容で揉めてベンチ外になっている様子。
かなり残念。

しかし、始まってみるとカッサーノはやっぱり上手いな~、楽勝かな~なんて思っていたら、
呆気なく前半20分、サンプドリアに先制を許してしまいました。
押しまくりながら決めきれずに取られるという、先日のローマを思わせる展開に
帰りまた荒れるのかな・・なんて心配していましたが。
後半開始からカンビアッソが交代で入り、中盤で上手さを見せて更に良い流れとなり、
後半7分、ディエゴ・ミリートがPA内で倒されてPK獲得、そしてサンプドリアは退場となり
同点とした上に数的有利な状況となりました。

そして後半18分、いよいよベンチに動きが。

長友交代出場

55番「ナガトーモー!!!」
いよいよ投入です。場内のざわめきも、長友への期待を感じさせます。
その交代の5分後、長いパスに走り込んだ長友がオフサイドギリギリで追いつき、
そこを起点としてゴール!逆転です。

発煙筒

やっぱりミラノでも、ボーン!と発煙筒。

最終的には、3-2 でインテルの逆転勝ちとなりました。
いやぁ、今年のインテルは前評判悪かった割に調子いいです。
長友も途中出場ながら得点にも絡む場面を見ることができたし、良かった良かった。

帰路の混雑を避けるよう、試合終了のわずか前にスタジアムを後にしました。
帰りもシャトルバスでと思ったら、バスいないの!
雨の降りも強くなってるのに、結局人の波に流されながら2km歩いて地下鉄に乗り、
すっかりくたびれて宿に戻りました。

ホテルの湯船は体を伸ばして余るほどに大きかったので、
今宵も きき湯を入れて疲れを癒し、眠りに就きました。


【本日後半のトラブル】(5段階評価)

 ・何度目だ?入館予約時間に遅れる (2)
 ・広場で怪しい人に声を掛けられる (1)
 ・スタジアムのアクセス (3)

【対策】
 
 ・もっともっと余裕をもって行動しましょう。
  そもそも、距離感分からないうちに予約しまくったので、辻褄合うわけないのね。
 ・危うきには近寄らずで。と言うか、中国人のふりをするのもどうかって話で。
 ・公共交通機関をアテにしても、叶わないこともあるの前提で計画を立てる。
  最悪、歩きで帰る覚悟も。まーもっと詳細調べておこうってことで。
  もう一つの案としては、終了遅いサッカーなら、スタジアム近くのホテルにするとか。

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