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イタリアの旅 最終夜 -機内泊はノーカウント-

ヴェネツィアの朝は早い。

ヴェネツィアの朝

いやー綺麗☆

ミラノはどうでもいいとして、
ローマやフィレンツェは一人旅でも全く問題ないと思っていましたが、
ヴェネツィアはダメだ。
ココは一人旅する地じゃないな。
特に、このホテルは新婚旅行で来なくちゃダメだ(笑)

そんな素敵な午前4:30の早朝というか未明の窓からの景色をしばらく眺め、
帰りの支度を始めました。


いろいろありましたイタリアの旅ですが、今日が山場です。
この旅が良い思い出で終わるかどうかは、これからのスケジュールに掛かっています。

6:58 ヴェネツィアから電車でミラノへ向けて出発。
9:25 ミラノ中央駅到着。

    ミラノ マルペンサ空港へ移動。50分ほど。

14:35 日本へ向けて離陸。

こう並べてしまうと余裕のようですが、電車の遅延や運休があると一気に怪しくなります。
高速鉄道で2時間半の距離ですから、代替の交通手段がないので、帰国できない可能性も。。

とりあえず早めに出発するに越したことはありません。
6時過ぎくらいに支度を終えてフロントに行くと、昨日の綺麗なお姉さんとは打って変わってお爺さん。
チェックアウトをお願いすると、キャッシュで払えと言ってるような。
え?ホテル代なんて持ち合わせないぞ。
現金なんて無いぞと困っていると、渋々カードでもいいと。
後で気づいたのですが、この現金で払えというのは観光税の 7ユーロだけで、
700円ばかりも持っていない!と言ってたと思うと…恥ずかしい。。

支払いを終えると、朝飯食べてかんのか?というので、No,Grazieとお断りしても、
コーヒーくらい飲んで行けよと。ごめんね、時間の余裕ないんだよ。
宿代からすれば、これまでで最高の朝食出てきたんだろうに。

外に出るとまだ真っ暗で、見上げると満天の星空。
当り前ではあるのですが、同じ星空が見えるのって、すごく不思議な感じがします。

スーツケースをゴロゴロ引っ張って橋を渡り、駅に着くと人もまばら。
運行状況を見ると遅延もないようなので、少し安心してホームの端にあるbarに入りました。
とりあえずの朝ごはんは、やっぱりパニーノとエスプレッソ。

ヴェネツィアの朝 パニーノ

ちょっと大きめですが、フレッシュでとても美味しいです。
イタリアのパニーノは、どこで食べてもハズレなしです。

満足してホームに戻ると、始発だからか早めに列車が入ってきていまして、
早々に乗り込みました。
さすがに朝早い上に今回は1等席なのでガラガラです。

ミラノ行のES

ホッとしているうちに定時に出発。
今回の旅で電車がほとんど定時で出発したのは、当たり前ながら少々驚きでした。
これで余程のことがない限り、空港には余裕を持って着けそうです。

2時間半後、見事にミラノ中央駅に到着し、ここから空港に向かうためにシャトルバス乗り場を探します。
これも、事前に調べていたのと、案内板が出ていたので、スムーズに見つけることができました。
ただ、ミラノには二つ空港があるので、多少の注意は必要です。

シャトルバス

片道7ユーロだったはずなのにと思いながら10ユーロ支払、バスに乗車。
ある程度満車に近くなったところで出発しました。
ミラノの街並みは、やはり郊外でも魅力に欠けますね。それだけ都会なんでしょうけど。
ただ、路駐が多いのは見慣れたとして、中央分離帯にもかなり乗り上げて駐車してるのにはビックリですね。
それじゃ出れないんじゃないの?なんて思うことも多いです。

50分ほど走ると、ようやく空港らしい風景になるのですが、マルペンサ空港はターミナルが二つあり、
先に停まる方で降りてしまうとエライ目に遭います。
間違わずターミナル1で降りましょう。

空港はさほど大きくないので、バス停から空港内に入るとすぐにチェックインカウンターです。
先ずはフライトの状況を確認!

定時

よし!定時で飛んでくれそうだ!
もうこれだけが心配でした。ほぼ9割日本に帰れたようなものです。

少し様子を眺めていると、日本人が多そうです。ツアーの団体のようですね。
既にチェックインが始まっているので、Webで済ませてはいましたが、間違いあると困るし、
帰りはスーツケースを持ち込まずに預けようと思っていたので、列に並びました。

カウンターのお姉さんにeチケットの紙を見せると、何か言ってきました。
ん?なんだって?油断してたので、聞き取れなかったぞ。
英語とイタリア語が混じってるようで、???のような顔をしたら
お姉さんはアッサリと諦め、だれか英語話せる人いませんか~的に呼びかけたら
近くにいたツアーの添乗員さんが来てくれて、間に入ってくれました。
何よ、予約に問題あるの?なんて心配していたら、なんてことはない
「300ユーロプラスすると、ビジネスにアップグレードできますよ」って話でした。
なんだい、それだけ?ビックリさせないでよ。。

いえいえ、そこまでは結構とお断りし、その後は何事もなく保安検査場、出国手続きを済ませ、
免税店を冷やかしながら搭乗ゲートまでたどり着きました。
おかしな「遅延」の表示もないのを確認し、ちょっと買い物。
親父へのお土産がなかなか見つからなかったので、困ったなと思いつつ
エンポリオ・アルマーニのマフラーを購入。
田舎の寄合でこんなマフラーつけてる爺さんは居ないだろ (笑)

余りにも早くに手続きを済ませてしまったので、とりあえずジェラート。

空港でジェラート

ちゃんと飛んでくれよ~と念を込めながら。

それでも、時間もユーロも余っているので、使い切りの小間物買い物をし、
とある人向けにネクタイピンを買ったら「LONDON」なんてロゴの入った袋に入れられて orz

気が付くと既にお昼もだいぶ過ぎています。
これはなんだな、お昼ご飯食べた方がいいよね?と、店を眺めていたら、やっぱピザっしょ!ピッツァ!
そして、いざピッツァを注文すると、ビールも欲しくなるのが性ってヤツでして。
搭乗前にビールは止めようという誓いは、行きも帰りも軽やかにスルー。

空港でピッツァ

イタリアでの最後の御飯ですね。
zoraのpizzaは、まんまゴルゴンゾーラのピザなんでしょうけど、チーズが濃くて美味しいの!
イタリアすげーな。ファーストフード的なところのピザも上手さが違うぞ。
ただ残念なのは、birra(ビール)がイマイチなんですね。
何がって訳ではないけど、日本のビールが美味いんだと思うんですよ。

満足してちょっと酔いが回ったところで搭乗開始!
実にオンタイムで有難い。有難い。当たり前のことなのに有難い。

ほぼ満席の機内。私は行きの反省を踏まえて通路側。
窓際には二十歳くらいの若い男性、真ん中には50代くらいのオバさん。
なんか、この二人の関係がいまひとつ掴めないのです。
親子のようなんだけど、親子とは違った距離感。
若い男は、世間知らずのダメっぽい感じ。
オバさんは、何かと世話をやいています。そのオバさん、イタリア人CAさんにイタリア語で
ワイン小さいボトルでくれとか、ちょっとしたことをイタリア語で話し掛けています。
あんまり通じてなかったけど (笑)
この二人、結構海外旅行をしているようで、オバさんはしきりに「次は何処行きたい~?」と
若い男に訊き、若い男は完全に連れて行ってもらう感覚で行きたい国を言っています。
なんだこれは?(笑) 親子と考えるのが自然なんでしょうけど、会話が親子じゃないんだよな~
オバさんがトイレに立ったタイミングで若い男がCAさんに中学一年生くらいの英語で
飲み物頼むのですが、通じず諦めていました。。海外旅行慣れしてそうなのに。
フライト中、この二人が気になっちゃって、映画観るとか寝るとか全くできませんでした (笑)

そして機内食。

帰りの機内食1

ラザニアに生ハム、ティラミス的なケーキ。
うん、美味しい。

ご飯食べると、途端に暇。
お隣の二人も寝ちゃうと、暇を持て余しちゃう。
帰りは若干早いとはいえ、やはり12時間ほどと長いのには変わりありません。
でも、行きより時間の進みは早く感じますね。

日本にだいぶ近づいた辺りで朝ごはん。

帰りの機内食2

シンプル。実にシンプル。
肉でもいいくらいです。
ビジネスにアップグレードしてたら、どんなご飯だったのかな?

ここから成田まではあっという間でした。揺れもせず、無事日本に到着。

成田到着

いやぁ、帰ってきたって実感が出てきました。
と同時に、かなり疲れていたにもかかわらず、ここからまたすぐにでもイタリアに戻りたいって
なんだか不思議な気持ちになったのは、満喫できたからなのでしょうね。

スカイライナーで日暮里まで行き、ここで我慢の限界。
日暮里駅近くのラーメン屋に入ってしまいました。
ラーメンが和食なのかは判断に困るところではありますけど。

帰国後のラーメン

ただ、このラーメン屋さん。
作り手、フロアの女の子、みんな中国人みたい。注文確認なんかは日本語ですが、厨房では中国語です。
ラーメン屋として見れば、中国人で固めるのは実に正しいのかもしれませんが、
日本に帰ってきて一発目の食事がこれというのは、若干モヤモヤ感が残るのですねぇ。

上野から新幹線で仙台へ。そして地下鉄で我が家へ。
玄関開けて、ようやく緊張の糸が解けました。
7泊9日の大冒険、大きなトラブルもなく終了となりました。

イタリアの旅 第7夜 その2 -迷路の末の落とし穴-

Venezia 英語ではVenice

イタリアの形の長靴で言うところのふくらはぎの上の方です。
このアドリア海の奥に広がる干潟にヴェネツィアがあります。

魚の形をしたヴェネツィア本島は、S字のカナル・グランデ(Canal grande)と呼ばれる大運河が
島を二分するように流れ、さらに細い運河が網の目のようにあるため、建物はかなり無秩序で
起伏のある路地は迷路のようになっています。

ヴェネツィアの地図

これは、Googleマップにホテルや観光スポット、レストランをマークしていたもので、
駅とホテルから右の方のサン・マルコ広場まで直線距離 1.5㎞ほどではありますが、
細い路地や石畳の連続のため、そう簡単なものではありません。
やはりある程度は大運河を水上バスで移動する必要があります。


ホテルに荷物を置いて身軽になり、ここからヴェネツィア散策へ。
先ずは駅前まで戻り、水上バスに乗ります。
とりあえず、各駅停車に乗ってのんびり運河から眺めようなんて思っていたのに、
快速みたいなのに乗ってしまったものだから、あっという間にリアルト橋。

リアルト橋

カナル・グランデにかかるこの観光名所の太鼓橋は、アーチの上に土産物屋が並んでいます。
大運河にかかる橋は4つしかないので、沢山の人が行き来しています。
この橋の上からの眺めもなかなかなもので、水際に建ち並ぶ色とりどりの建物を一望できます。

リアルト橋から

この橋の近くには美味しい食べ物屋さんも多いので、お昼ご飯にしましょう。
複雑な路地の片隅にある店を見つけるのには、ここでもGoogleマップが大活躍。
GPSを頼りにマークした店を探しつつ、路地裏を眺めて歩きます。
大運河からの眺めとは違った、古き良きイタリアの街並み。
歩行者しか入れないような路地を歩くのは、まさに探検という感じです。

裏路地の運河

路地裏の細い運河も、実に雰囲気があります。

GPSに案内されながらも少々迷いつつたどり着いたのは、Do Spade。

Do Spade

営業時間が昼の部 15:00までなのに、14:30近くでも満席の様子。
ドアを開けて、「Avete un tabolo?」(テーブル一つありますか?)と訊くと、ちょっと待っててとお姉さん。
外で10分ほど待ちながら店内を眺めていたのですが、入り口近くのカウンターで
数人のオジさんがワイン片手に立ち飲みで談笑しています。
おー、これがヴェネツィアの居酒屋バーカロ。
バーカロでは、チケッティと呼ばれるおつまみをカウンターで注文し、オンブラと呼ばれるハウスワインを
立ち飲みでひっかけて、何件かハシゴするらしいんです。
昼間っからやってますね。
テーブル空いてないなら、立ち飲みで時間つぶそうかとも思ったのですが、ちょっと気が引けちゃいました。

程なくお姉さんに呼び込まれ、奥のテーブル席に案内されました。
4席のうち、一組は日本人の若い女性の二人連れ、もう一組は日本人の4人家族。
やはり日本でも有名なようです。

サクッと白ワインのオンブラを注文し、メニューを眺めます。
アンティパストは「鰯のグリルポレンタ添え」で。

鰯のグリルポレンタ添え

モチモチとしたトウモロコシの粉で作られるムースのようなポレンタの食感と、
鰯の味わいがとても美味しい一品です。
しばらく、なんだこれ???と思いながら食べてました。

プリモピアットは「イカ墨のスパゲッティ」

イカ墨のスパゲッティ

これがですね、とにかくビックリしました。
濃厚なイカ墨のコクがフワッとというより、ブワーッと広がるのですが、全くクドくなく、
驚くくらいアッサリとしていて、過去最高に美味しいスパゲッティでした。
どうやったらこんな味を出せるんだろう?

ふと周りを見渡すと、お客さん誰もいなくなってました。。
奥の方では掃除も始まっています。
しかし、ここで引き下がっていては!
ティラミスを注文!

ティラミス

デカかった…
でも、濃厚ながら爽やかなチーズの風味はさすがです。
残すかなと思っていましたが、問題なく完食。

全部美味しかったですねぇ。
この店はまた来たいです。

時間が許せば、バカーロのハシゴ酒でもしたいところでしたが、とりあえず観光優先。
リアルト橋の水上バス乗り場まで戻り、サン・マルコ広場行きへ乗船。

水上バスより2

いいねえ、ゴンドラ。実に優雅です。
肌寒いながらも陽が出ているので、運河を流れる寒風も心地良いです。
しばらく進むと大運河が開け、ここが島なんだなと改めて実感できます。
そして、左手にサン・マルコ広場が見えてきました。

サン・マルコ広場 海より

この広場も、やはり象徴と言える鐘楼がそびえています。
船着き場に近づくにつれ、人の多さを実感。やはり最大の観光スポットです。

上陸!そして仮面!

仮面

トゥナイヤイヤイヤイヤイヤイティア!の仮面舞踏会は、ヴェネツィアが発祥のようです。
思わず買いそうになってしまいましたが、誰も貰ってくれそうにないのでやめておきました。

サン・マルコ広場は海側から入ると意外に小さいなって思ってしまうのですが、
実はそこは小広場で、その奥に広い広場があるのですね。

サン・マルコ広場

正面がサン・マルコ寺院で、右手がドゥカーレ宮殿…だったかな?
ドゥカーレ宮殿には福音記者マルコを象徴する有翼の獅子像がありまして、
この獅子が聖書を持つとヴェネツィア共和国のシンボルとなるそうです。

有翼の獅子

ミラノのマークもそうですが、由緒もデザインもカッコいいですね。

そして、このドゥカーレ宮殿の裏手にあるのがため息橋で、
囚人がドゥカーレ宮殿内の訊問室で取り調べを受け、細い運河を挟んだ牢獄へ行く際に
最後にヴェネツィアの景色を見てため息をつくことから名付けられたとのことで…
それが何故だか、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されると
真逆のような言い伝えになっているらしいです。

ため息橋

この撮影スポットもキスするカップルで溢れていまして、
そんな不埒な輩をかき分けながら撮影を果たしました。

この後、エレベーターがある鐘楼に上ってやろうかと思っていましたが、大行列で断念。
お土産でも探しながら近くの船着場まで行こうかと思ったら、迷った挙句リアルト橋まで戻ってしまいました。
S字をショートカットとはいえ、なかなかくたびれますね。

次の予定まで少し時間があったので、お茶でもしようかなと思いましたが、
明日の帰国の飛行機のWebチェックインをしておきたいと、一度ホテルへ戻ることにしました。
何しろ明日は時間的に綱渡りなもので、出来ることは今日中にしておかないと。

水上バスにてホテルへ戻り、フロントのお姉さんに「Posso usare l'internet?」と声を掛けると
ログインキーが書かれた紙を渡されまして、「使える?」なんて訊かれたものですから
「Si! OK!」とロビーのPCの電源投入。WindowsXP、それはいいとして、5分待っても立ち上がらない。
ナニコノPentiumIIの128MBメモリ的な動作の遅さは…
そして、ブラウザ立ち上げたら、手書きくらいの描画の遅さで出てきた画面はイタリア語 (笑)
そりゃそうでしょう。
日本語言語パックぶち込んでやろうかと思いましたが、何しろ遅いので、
とりあえずアリタリアのサイトを開いてみますが、当たり前のイタリア語。
なんとなく雰囲気でWebチェックインらしきところまで進んでみますが、上手くいきません。
仕方ないので英語バージョンにしてみても、受け付けてくれません。

どうしようかと思いつつ、スマートフォンで繋いでみたら、アッサリとチェックイン手続き完了。
やっぱりスマフォですね。ホテルに戻ってくる必要なかったじゃん。

そろそろ時間が迫ってきたので、再度水上バスに乗り込みます。
次に目指すのは、ゴンドラセレナーデ!

普通、ゴンドラに乗るには、結構高いお金を払って漕ぎ手(ゴンドリエーレ)と交渉しなければなりません。
40分で80ユーロ 8,000円くらいらしいのですが、一台の値段なので一人では敷居が高いうえに
ぼったくられるという話もよく目にします。
でも、やはり乗りたい。ぜひ乗りたい。そんな貴兄に朗報。
ゴンドラセレナーデという相乗り申し込みのサービスもありまして、事前ネット予約もできます。
一人40ユーロなので、割とリーズナブルです。

この乗船待合場所に行くには、各駅停車の水上バスに乗らなければいけないのですが、
時間帯が悪いのか、快速しかないんですね。
少し勝手の分かった最寄りのリアルト橋まで向かい、そこから乗り換えようと思っていたのですが、
ここで重大な事実が発覚!
路上のバスですと、バス停って左側通行の左手にあるものですが、水上バスって右側に停まったり
左側に停まったりと進行方向とのルールがないんですね。
だから、乗りたい船着き場が、大運河の向こう側ってありまして、どうやって渡るんだと。
調査不足を嘆きつつ、歩いて行くことにしました。

ゴンドラセレナーデの待ち合わせ時刻は 18:15くらいで、マップを見ると10分くらいで行けそうですが、
周りの景色を見るとガックリきてしまうのは、街灯もない暗い路地が見通し悪く続いているからです。

ゴンドラ乗り場


GPSでは現在地を把握できても、路地裏の迷路は進んでみないと行き止まりや橋の有無が分からないので、
迫りくる時間と戦いながらゴンドラ乗り場らしきところへギリギリ到着しました。
寒いのに汗だくになりながら受付を探しますが、何か雰囲気がおかしいぞ?
誰もいないの。
18:30になっても待つ人も係りの人もいないので、明かりの灯る小屋の方へ行くと、
ゴンドリエーレらしきオジさんがいたので、バウチャー見せながら訊いてみたら…
「え?もう終わったよ?」だって。
どう言うことだい!?あんたらが送ってきたバウチャーには、今日の日付と 18:30て記載してあるぞ?
そしたら、「11月からは 15:30で終わりなんだよ。ごめんな。」だって。
おいおい、そりゃないじゃない?どうしてもダメ?だったら金返せ。
そんな感じのことをイタリア語と英語を交えて訴えたら、エージェントに聞いてくれと(泣)

あー最後の最後でイタリア仕事だー!
間違い認めないわ、ドライだわ。
何気にこのゴンドラが一番楽しみだったんだぞ!

ここまでたどり着くのにだいぶ疲労が溜まっていたので、夜の散策もさほどせず、
ビールとおつまみを買ってホテル近くまで戻ってきてしまいました。
ホテル近くのレストランで晩御飯でもと探してみましたが、あまりお腹も減っていないし、
明日はかなり早起きなので、貴重な晩御飯を飛ばして早めに休むことにしました。

無駄に広い湯船に入浴剤を入れ、イタリア最後の夜の疲れを癒しました。
うーむ、不完全燃焼。。。

【本日後ろ半のトラブル】(5段階評価)

 ・水上バスの乗り方(3)
 ・ゴンドラ乗れず! (5)
 ・晩御飯食べられず (2)

【対策】
 
 ・水上バスの路線マップだけじゃ分からないこと多いです。
  乗り場が進行方向と逆という発想はなかなか出てこないかも。
 ・予約はアテにするな(笑)
 ・晩御飯、食べようと思えば食べることはできましたが、時間的余裕がもう少し必要でした。
  魚介が美味しい土地ですから、ペスカトーレも食べたかったところです。
 どちらもトラブルではありませんね。

イタリアの旅 第7夜 その1 -水の都に上陸-

目覚めたらミラノ。
なんとなくオシャレな感じがするもので、窓を開けたらキリッと冷えた空気が心地良いです。
中庭をぼんやり眺めていたら、隣のホテルの従業員らしいヒスパニック系の人と目が合い
ちょっと気まずくなってみたり。

今朝も移動でゆっくりもしていられないので、早々に朝食を。

ミラノ朝ごはん

また僅かに朝食の質が上がっています。
パンが美味しいですね。
チーズは普通。
カプチーノはかなり美味しい。

食後はだらだらする間もなく、次の地へ向かうためにホテルを後にします。
ホテルを出ると、スッとジュリエッタが入ってきて停まりました。
もう少し車間開けたほうがいいんじゃない?後ろにピッタリつかれたらどうするの。

ミラノのジュリエッタ

この色もシックで良いですね。
何より、ナンバープレートは横長であるべきです。

なんて朝の街並みを眺めながらミラノ中央駅へ向かいます。
中央駅というよりは、ミラノ・チェントラーレ(Milano Centrale)って言った方がカッコいい (笑)

ミラノ中央駅

写真の通り 8:45なのですが、ここから乗る電車は 9:35で、実に余裕のある良い時間です。
駅の中身もローマのTERMINI、フィレンツェのSanta Maria Novellaと同じように
ターミナル駅の頭端式ホームなので、フロアの違いはあれども迷うことなく電車にはたどり着けます。
3回目の乗車ともなれば、ある程度気持ちのも余裕ができますね。

そろそろトラブル起こる頃かな?なんて思いとは裏腹に、すんなりと15分前にホーム番号が確定し、
静かにFrecciabiancaが入ってきました。白い矢という名の高速鉄道です。
でも、フラッグシップはFrecciarossaでありますので、白の方はちょっとした特急程度といいますか…
最高速度200km/hで 2時間30分ほどかけてヴェネツィアへと向かいます。

ここで失敗したと思ったのは、2等の席を選んでしまったこと。
明らかに、これまでの1等の席と乗客の質が違います。
酒飲んでてウルサイ!

フィレッチャビアンカ

この写真では静かそうに見えますが、後ろ側のスーツケース置き場の辺りは立ち乗りの人がいっぱいで、
そういや全席指定なのになぜ立ち乗り多いんだ?
私のすぐ後ろに延々喋りっぱなしのオジサンが居るんです。

更に、私の隣は北欧系の少女が座ってたのですけど、あのーその席私のなんですけど…
「Questo, il mio posto」とバウチャー見せながら言うと、慌てて大きな荷物を動かそうとしたので、
「OK!OK! Prego!」と日本人紳士は窓際の席を譲ってあげました。
ところが、少女のイヤフォンからの音漏れが酷く、2時間30分北欧ミュージックを堪能することとなりました。

そして思ったのは、やっぱり高くても1等にすべきだなと。

内陸の景色が次第に変わってきたと思っているうちに海が見え始め、
ヴェネツィア本島が近づいてきました。
静かにサンタ・ルチーア駅に到着し、ホームに降りてもまだ実感が無いのは
まだテレビや写真で見たあの風景が見えないからでしょうね。

薄暗いホームを抜け、駅舎から抜けると…

サンタルチア駅

おおっ!リアル東京ディズニーシー!
いや、東京の方もリアルですが。

既にテーマパークです。テンション一気に上がりました。
やっぱり無理をしてでも来て良かったです。

サンタ・ルチーア駅

運河に近づいてみると、水面がギリギリまできています。
コレ、ちょっと荒れたら冠水するんじゃない?なんて心配になるのですが、
そもそも頻繁に冠水しているんですよね。ヴェネツィアは。
アクアアルタと呼ばれる高潮での冠水を防ぐために、5600億円ほど掛けて
潟とアドリア海の間に防潮堤を作るという壮大な計画があるそうですが、
どこまで自然の力に対抗できるのでしょう?
とはいえ、この美しい景観は維持して欲しいものです。

さて、先ずは移動のための切符確保です。
ヴェネツィアの島の中は車などの陸上の交通機関がないため、
乗り物による移動は水上バス、水上タクシー、ゴンドラに渡し船くらいしかありません。
安価に乗るならヴァポレットと呼ばれる水上バス一択なので、24時間券を買っておきましょう。

駅前の水上バス乗り場にチケット売り場の行列があったので、とりあえず並びます。
表示が事前に調べていたものと少々違っていたので、慌ててネットで検索し、
24時間圏を18ユーロで購入しました。
でも、実質半日なので、都度購入の方が安上がりだったかも。

次は邪魔なスーツケースをどうしかしましょう。
本当は観光拠点になるサンマルコ広場近辺に宿を取りたいところでしたが、
島の反対側のため、翌朝早くに出発するとなると駅まで戻る時間的に心配だったので、
駅の近くに取っていました。
駅から運河を挟んで向かい側で、見える位置です。
まずはホテルにチェックインして荷物を置いてしまいましょう。

しかしながら、向かい側に見えるとはいっても運河越しなので、
近くの橋を渡って対岸へ行かなければいけません。
道は石畳、橋は階段の太鼓橋なので、宿まで遠いと酷い目に遭いますね。

そして、橋から見た大運河 カナル・グランデ。

橋から

天気も良くなり、素晴らしい景色です。
ホント、ちょっと大雑把なディズニーシーです。
ローマやフィレンツェの圧倒的な景観とはまた違った、素直に素晴らしいと思える景色ですね。

ホテルも良い感じです。
とっても小奇麗な建物ですね。

ヴェネツィアホテル外観

「Buongiorno!」と中に入ると、フロントに美しいイタリア女性。
やるなヴェネツィア。
もう慣れたもので、予約してると伝え、チェックイン。
が、ここはしっかり説明がある!英語もイタリア語も解らんぞ (笑)
それでも、まーなんとなく理解し、英語の説明にイタリア語で返事をしていたら、
「イタリア語お勉強されたんですね♪(意訳)」なんて言われ、笑顔で「Si! Grazie!」
その後、島の地図に印をつけながら水上バスのルートを一生懸命説明してくれてたのですが、
半分くらいしかわかんなかったよ。ごめんね。

最上階に案内され、油断しているところに何か言われ、「えっ?」って顔をしていたら
「Morning call♪」と言われ、あーイタリア語で言ってたのね。全然わかんなかった (^^;
携帯出して「Questo, alarm!」(コレ、アラーム)とごちゃ混ぜに言ったら笑顔で「Si!」と。
ちょっと応用編になるとサッパリ解らなくなりますね。もっとイタリア語勉強しなければ。

部屋に入ったら驚いた。
ヴェネツィアの宿って、そもそも超観光地なので割高なんですね。
小さな島の限られた土地なので、他の都市よりも部屋は狭くて綺麗じゃないって話も。
更に、せっかくだからとカナルビューの運河に面した部屋にしようと思うと、更に割高。
それも、シングルの部屋なんてありませんので、そこそこのツインかダブルになるわけです。
そうなると、もう完全にカップル向け。
この部屋も、どう考えても新婚旅行向け (笑)

ヴェネツィアホテルベッド

ベッドはこんなですが、枕にアメちゃんおいてあります (笑)
この後ろも、いい雰囲気なんです。
そして、お風呂もこの旅一番広い。そして、なんか豪華。
チェックインのとき、お姉さんが「Uno?」(一人?)と怪訝そうに訊いてきたので、
胸を張って「Uno!」と言ってやったのですが、、、
この部屋はやっぱり一人はイカンね (笑)

窓からはこんな感じです。

ヴェネツィアホテル窓から

素晴らしいね。
次は新婚旅行で来よう。

落ち着いたところで 13:00を過ぎていたので、早いとこご飯を食べに行きましょう。


【本日前半のトラブル】(5段階評価)

 ・列車の席(1)
 ・ヴェネツィアのホテル (1)

【対策】
 
 ・少々高くても1等の席にすべきですね。
 ・一人旅で雰囲気のありすぎる部屋はイカンです。

 どちらもトラブルではありませんね。

イタリアの旅 第6夜 その2 -最後の晩餐前夜のナガトーモー-

ミラノの宿泊は一泊で、明日の朝には次の地へ出発してしまうため、
残された時間はあまりありません。
急がねば!

ホテルを出て、先ずはミラノ中央駅へ。
クラシカルでいてモダンな雰囲気の駅正面の大きなアーケードのようなスペースに入ると、

ミラノ中央駅

おおっ、これは!

アルファロメオエンブレム
【参考画像】

この蛇は諸説ありますが、異教徒のイスラム系のサラセン人を飲み込んでいると言われ、
ビショーネ(biscione)と呼ばれていおり、その昔、ミラノの支配したヴィスコンティ家の紋章です。

これにミラノ市の十字軍に由来する赤十字の紋章と組み合わされたのがアルファロメオのエンブレムです。

とまぁ、駅入り口の蛇見て喜んでいる東洋人は私だけのようでした。

さて、これから向かおうとしているのは、中心部にあるドゥオーモなのですが、
ミラノはトラムと呼ばれる路面電車網が充実しているので、トラムで行ってみましょう。
乗り場は普通に駅前にあるかなとミラノ駅まで出てみたのですが、どうも違う感じ。
こんなときに便利なのがGoogleマップで、停車駅に南蛮トラムが停まるかまで表示されています。
今更ながらに調べたら、どうも駅から2ブロックほど離れた場所にあるようで、
事前調査不足を嘆きながらトボトボ向かいます。

思わぬ散策で街を眺める余裕ができたのですが、ローマ、フィレンツェとはまた違った
なんとなくカチッとしたような雰囲気を受けますね。
ビジネス街って感じなのかな?もちろん日本のビルよりは石造りの重厚感と落ち着きがあるのですが、
それでもちょっとモダンな感じがします。

迷わず駅・・というか停留所に着きまして、5分ほどで1両編成の古いけど可愛い電車が来ました。
かなり年季が入ってるのですが、それがまた街並みに合ってます。新車じゃこうはいきません。
GPSで本当に目的地へ向かっているのか確認しながら、そろそろかって所で降りました。
そうそう、切符は先ほどのミラノ中央駅の売店で24時間券を買っていました。

降りたところはスカラ座の直近だったのですが、ガッレリアに引き寄せられて見るの忘れた!

ガッレリア前のダ・ヴィンチ

このダ・ヴィンチ像の向こうがガッレリア。

ガッレリア

スケールの大きなアーケードで、それほど長くはないのですが十字になっていて、
夜のライトアップが綺麗だそうです。残念ながら見られないんですけど。

そして、ガッレリアのアーケードの向こう側がドゥオーモなのですが、それはまた後にして、
ここでの第一の目的は、今夜のインテルの試合のチケットを買うこと。
事前に調べたところによりますと、この近くにオフィシャルショップがあるようなんです。
Googleマップを眺めながらキョロキョロしつつ歩いてる様子は、完全に犯罪者のカモですね。

あった!と思って見つけたのは、ACミランのショップ・・orz
うーむ、インテルはどこだ?と行き過ぎた道を戻って見つけました。「SOLO INTER」
地味すぎて通り過ぎていました (笑)

そんなに広くない店内は空いていたので、レジで「Un biglietto, stasera!」と
何のひねりもなく「今夜のチケット1枚!」とお願い (^^;
座席マップを出してくれて、どこにするの?と言うので、とりあえずメインスタンドを指差し、
カードで支払いしたら 170ユーロ。
約17,000円のチケット!!! ベガルタ仙台のSSの席で3試合観れるぞ!
パスポートを出して購入完了。

solo inter

とりあえずホッとひと息。
では、観光しましょうか。

なんて言ってる場合ではないのです。
13:45から予約を入れているのですが、既に 13:30となっています。
ここから次の場所まで、トラムで行こうと思っているのですが、ギリギリ間に合うかどうか・・
ドゥオーモを横目でチラリと見ながら広場を横切り、停留所らしきところに向かいますが、
ドゥオーモ前は複数のトラムが乗り入れているので、進行方向含めて良く分からん。
時間はどんどん過ぎていき、こりゃもうダメだとタクシーに乗り込みました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に着いたときには 14:00近く。
まーた遅刻だ orz
イタリアの時間がルーズだという前に、自分はどうなんだって話です。。

最後の晩餐

この左手のクリーム色っぽい建物に入ると、窓口が幾つかあって、
この旅何度目かの「Mi sono perso...」(道に迷いました・・)と言いながらバウチャーを出したら
ハイハイって感じにあっさりとラジオガイドの機械とチケットを渡されました。
あれ?もう入っちゃっていいの?と目で訴えると、どうぞどうぞと促され。。
建物の外観とギャップのある何かチェックされて開くような自動ドアを2つ3つ超えると
そこは当時食堂だった壁面に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」がありました。
薄暗い広間に薄っすらとライトアップされた壁画は、もうかすれたような状態ながら
圧倒的迫力で迫ってきます。420cm × 910cmと思ったよりも大きいです。

ラジオガイドを聴こうと思ったらイヤフォンがついてなくて、
フィレンツェのバスで貰っていたものをさして聴いたのですが、
ここもやっぱり聖書の知識が必要だなと感じましたね。

15分入れ替えのはずなのですが、混んでいないためかゆっくりと鑑賞することが出来ました。
観るだけじゃなく、その空間に身を置いて、目を閉じてその時代に入り込むくらいの
気持ちの余裕を持てると更に楽しめるような気がします。

満足して出口から出ると、あら?外!
もう一度入り口から入ってラジオガイドを返却しました。

ここからドゥオーモまでの帰りは、正面から出ているトラムで楽々です。
ところが、1駅前で降りてしまって、ここはどこだ!になってしまったりして。
次のトラムに乗り直しましたが、予定外のところで街並みを眺めるのもまたいいものです。

ドゥオーモに戻った時点でだいぶ時間がたっていたので、お昼ご飯をどうしようかと
近くをウロウロし、観光地の近くはやめておこうかなと思いつつも空腹に負け、
近くのピッツェリアみたいな店に入ってしまいました。

店内は結構混んでいて、ちょうど空いていた席に通されました。
ピザねぇなんて思いつつメニューを貰って見たら、ちょっといいのがありました。
ミラノ風カツレツ。Costolette alla Milanese 名物がありました。それじゃ、赤ワインとともに。

ミラノ風カツレツ

これは、仔牛の薄切り肉を叩いて、チーズ入りの粉をまぶして少量の油で揚げるカツで、
オリーブオイルとレモンでサッパリ美味しく頂けました。

ミラノ風リゾットも是非食べたいところでしたが、スケジュール的に無理そうですね。

さて、ここからようやくしっかりとドゥオーモを眺めてみます。

ドゥオーモ

このドゥオーモ、世界最大のゴシック建築で、5世紀もの歳月をかけて完成されたそうです。
トゲトゲしていますが、135本の先端に成人が立っていて、一番高い所はマリア像らしいです。
とてもスケールが大きく、美しい建物です。
屋上へはエレベーターで上がれるようですが、今回は下から眺めるのみで。

そろそろお土産も見繕わなければいけないので、ガッレリアのアーケードに並ぶ
有名どころのブランドショップに入ってみますが、
アウェイ感半端ないですね (笑)
フィレンツェで本店を横目で見てきたグッチに入ってみますが、
値札なんかありゃしませんが、店員誰も寄ってくる素振りありません(泣)
とりあえず、ひとつ金額を訊いてみたら、おぉう、ビックリ。
そんな様子を見て、店員はすぐ行っちゃうし。
ウロウロ見て回っていたら、全部の指に指輪はめてるような中国人マダムが入ってきて、
ショーケースの中のこっからここまで全部見せて頂戴的な勢いで品定めし、
アレアレと思っているうちにみんな買っちゃいました。
恐るべし、中国の購買力。
店内ですっかり空気になってしまった私は、静かに店を出ました。

何ヶ所か店を見て回り、まーいーかーとまたドゥオーモ広場に戻ってウロウロしていたら、
見るからに怪しいヒスパニック系の男が「Giapponese?」(日本人か?)と声を掛けてきたので、
思わず「No!cinese!」(いや、中国人!)と言ってやり過ごしてしまいました。
嗚呼、日本人の誇りをと思いながら(泣)
でも、逆にイマドキだと中国人と言った方が金持ってそうに思われて危なかったかな?

そうこうしているうちに雨が降ってきたので、時間も中途半端ながら
他の観光は止めておいてタクシーでホテルに戻りました。
次の時間が中途半端なので、ホテルでゴロンとなってちょっと休憩。

今夜はミラノに来た最大の目的でもあるセリエA インテルvsサンプドリア の試合があります。
そして、最大の懸案だった当日観戦チケットも既に入手しているので、かなり気が楽です。
先日のローマでは酷い目に遭いましたからねぇ。

今夜も水曜日開催なので、当然の如く 20:45キックオフです。
2時間前には着いて、スタジアムの雰囲気を楽しみたいので、17:30くらいには出発しましょう。
ホテルからスタジアムまでは、路面電車で30分ほどで着くところなのですが、
去年くらいから地下鉄工事の影響で、直近の停留所まで行かなくなったとの情報も見掛けたため、
地下鉄で向かってみることとしました。

ホテルを出ると小雨がぱらついており、本降りにならないで欲しいなと思いつつミラノ中央駅へ行き、
そこから地下鉄に乗り込みました。
ここも24時間共通切符なので、楽ちんです。
M3線でDuomo駅まで行き、そこからM1線に乗り換えて、スタジアム最寄りのLotto駅まで。
イタリアの地下鉄ももう慣れたものです。

さて、Lotto駅を出て、インテリスタの流れに乗って向かおうかと思ったら、あんまり居ないの。
おかしいよね?
ローマでもそうだったけど、スタディオ・オリンピコで 72,000人、サンシーロで 80,000人収容で、
少なく半分と見積もっても 30,000~40,000人が押し寄せるはずなのに、何故か閑散としています。
いったいどこから湧いてくるのでしょう?

当初、熱狂的インテリスタに紛れてシャトルバスにて向かおうと思っていたのに、
バス乗り場らしきものなんて全然見当たりません。
もう、暗いし雨も本降りになってきたりで、見通しが効きません。
仕方ないので、GPSで確認しつつスタジアムの方向へ歩いてみました。

本降りの雨の中、そこそこ歩いた気になってマップを見てみたら、まだ 2割も近づいていない orz
何しろ、2kmくらいありますから。
靴もビチャビチャになり、気持ちも折れかけ、それじゃタクシーでもと思っても走ってないんですね。
どうしよう、駅まで戻ってタクシー見つける奇跡に賭けようかと、今来た道を戻っていたら、
何やらバスが停まっています。それも、スタジアム直行っぽいバスが。
誰も乗っていないので、運転手に「Va a san siro?」(サンシーロに行きますか?)と訊いたら
そうだよ!ってんで、一番乗りで席に座りました。
すると、次々乗り込んできて、早々に出発。 あ~良かった~

先ほど引き返したポイントを越え、結構な距離を走ったところで到着。
ここまで歩いたら大変でしたよ。

もうこの辺で巨大なスタジアムが本降りの雨の靄に霞んで浮かび上がっています。

サンシーロスタジアム

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (Stadio Giuseppe Meazza) 、
サンシーロ(San Siro)とも呼ばれているサッカー専用スタジアムで、80,000人収容!
日産スタジアムでさえ 72,000人です。
ミラノを本拠地とする ACミランとインテル(インテルナツィオナーレ・ミラノ)の
ホームスタジアムとなっています。

雨が降っていなければ、出店で食べ物を買って開場を待とうかと思っていましたが、
本降りの雨に加えて気温もかなり下がって、薄手のダウンではしのげないくらいの寒さです。
仕方なく、入場ゲート付近の軒先で雨をしのぎます。

ゲート5

そして、ここでもまた見つけた。

サンシーロのパトカー

やっぱカッコいいわぁ~。

開場10分くらい前なのに、ゲート前の待機列は20人くらい (笑)
大丈夫かい、セリエA!なんて思いつつ眺めていたら、日本人が2人くらいいますね。
やっぱり長友目当てなんでしょうけど、長友は前節出場停止になっていたので、
今日はきっと出ますよ。出ないと困る。

開場時間5分過ぎくらいにゲートが開き、チケットとパスポートを見せて入場。
いや、まだ第一弾のゲート。
次にスタジアム入り口でまたチケットとパスポートを見せ、ようやく入場。
階段を少し上って目の前に広がったのは!

サンシーロ 座席から

素晴らしい!さすがサッカー専用スタジアム!
ゴール裏は3階席までありますが、靄の彼方で見えやしません。

もうワクワクしっ放しです。
オリンピコも良かったけど、ここはまた別格の良さですね。
素晴らしい!に尽きます。
それに、さすがは 17,000円の席だけあって、見やすいのはもちろんですが、
スポーツ専門新聞のガゼッタ誌が座席に置いてあります。太っ腹。

では、晩御飯も調達しましょう。
オリンピコでも不思議だったのが、売店のショボさ。
そうそう、トイレもこれで間に合うのって思う、ブロックで2ヵ所の便器だけ。大丈夫なのかな?
上の記者席方面に偵察に行って見つけたトイレも、そんなに数ある訳じゃなかったし。
物凄く不思議だなと思いつつ、ちょっとしたカフェのような食べ物エリアへ。

パニーノ的なものが幾つもあったもので、「Quest! e birra, per favore!」(これとビールお願い)
と指差し注文。

サンシーロ晩御飯

パニーノにハズレ無しです。
しかし、ビール飲むには寒すぎです。体感的には氷点下。
観光は天気に恵まれたのに、サッカーは過酷です。

ピッチ内アップ

ピッチ内アップが始まる頃になってようやく観客が入り始めましたが、
それでもまだまだガラガラですね。
平日開催ではありますが、セリエAの観客減は深刻なようです。

私の周りは結構良い感じで埋まってきまして、隣には二十歳そこそこに見える若い男性が座りました。
なんだかオドオドした感じで、私同様このブルジョワ席に似つかわしくないです (笑)

前の列には子供を連れた家族が座り、周りとは顔見知りのようで挨拶なんかしています。
年間シートなのかな?幾らくらいなのかな?なんて思っていたら、その家族の40代半ばくらいの婦人が
ガバッと振り返り、隣の若い男性になにやら凄い勢いでまくし立てています。
若い男性は困った顔で聞いていて、ゴソゴソとチケットを取り出して婦人に見せています。
おや?もしかしてと思っていたら、案の定、私の方にも怪訝そうな顔でまくし立ててきたので、
多分そうだろうなとチケットを見せ、「Quest, il mio post!」(ここは私の席ですよ)と言ってやったら
憮然とした顔で引いていきました。
その後、前列に入ってきた男性に何やら言われてその家族と一緒にいた男が移っていき、納得。
私と隣の若者の席が違うようだったら追い出して、仲間を近くに座らせようとしてたんですね。
隣の若い男性と「やだねぇ (^^;」と目で会話 (笑)

しかしまぁ、あちらの女性は本当に気が強い。
怖い怖い。

さて、お目当ての長友は、後で知りましたが、次節首位ユベントス戦のために温存されて控えでした。
カンビアッソも控え。
スナイデルは怪我とのことでしたが、どうも契約内容で揉めてベンチ外になっている様子。
かなり残念。

しかし、始まってみるとカッサーノはやっぱり上手いな~、楽勝かな~なんて思っていたら、
呆気なく前半20分、サンプドリアに先制を許してしまいました。
押しまくりながら決めきれずに取られるという、先日のローマを思わせる展開に
帰りまた荒れるのかな・・なんて心配していましたが。
後半開始からカンビアッソが交代で入り、中盤で上手さを見せて更に良い流れとなり、
後半7分、ディエゴ・ミリートがPA内で倒されてPK獲得、そしてサンプドリアは退場となり
同点とした上に数的有利な状況となりました。

そして後半18分、いよいよベンチに動きが。

長友交代出場

55番「ナガトーモー!!!」
いよいよ投入です。場内のざわめきも、長友への期待を感じさせます。
その交代の5分後、長いパスに走り込んだ長友がオフサイドギリギリで追いつき、
そこを起点としてゴール!逆転です。

発煙筒

やっぱりミラノでも、ボーン!と発煙筒。

最終的には、3-2 でインテルの逆転勝ちとなりました。
いやぁ、今年のインテルは前評判悪かった割に調子いいです。
長友も途中出場ながら得点にも絡む場面を見ることができたし、良かった良かった。

帰路の混雑を避けるよう、試合終了のわずか前にスタジアムを後にしました。
帰りもシャトルバスでと思ったら、バスいないの!
雨の降りも強くなってるのに、結局人の波に流されながら2km歩いて地下鉄に乗り、
すっかりくたびれて宿に戻りました。

ホテルの湯船は体を伸ばして余るほどに大きかったので、
今宵も きき湯を入れて疲れを癒し、眠りに就きました。


【本日後半のトラブル】(5段階評価)

 ・何度目だ?入館予約時間に遅れる (2)
 ・広場で怪しい人に声を掛けられる (1)
 ・スタジアムのアクセス (3)

【対策】
 
 ・もっともっと余裕をもって行動しましょう。
  そもそも、距離感分からないうちに予約しまくったので、辻褄合うわけないのね。
 ・危うきには近寄らずで。と言うか、中国人のふりをするのもどうかって話で。
 ・公共交通機関をアテにしても、叶わないこともあるの前提で計画を立てる。
  最悪、歩きで帰る覚悟も。まーもっと詳細調べておこうってことで。
  もう一つの案としては、終了遅いサッカーなら、スタジアム近くのホテルにするとか。

イタリアの旅 第6夜 その1 -イタロでいったろー!的な-

7泊なんて長いな~と思っているうちに旅も終盤。
2泊目くらいで一度休憩しに帰りたいなんて思ったりもしましたが、
そんなローマの日々も既に遠い思い出になろうとしています。

さーここからは忙しくなります。
3連泊、2連泊と少しゆとりをもって観光していたのもここまで。
移動も楽しんでいかないとね。

そのためにも、荷物の整理が必要です。
何しろ機内持ち込みサイズのスーツケースにパンパンできたので、
お土産的なものを持ち帰るスペースがまるでありません。

だったら、スペースを作る!

基本、持ってきた服や下着類は洗濯回数を計算しての最小限で、捨てるの前提です。
ローマを出る時点である程度は捨ててきましたが、残りはあと2泊。
必要な分の衣類だけ残し、残りはゴミ箱へ。

こうして、エンジンの止まった飛行機から要らない物を投げ捨てていくように
どんどん身軽になっていきます。
そうして詰め込んだのがコレ。

キノコバイヤー

昨日買った乾燥ポルチーニ茸なんかを詰め込んら、キノコバイヤーみたくなってしまいました。
ほぼスーツケースの片面半分が空いた訳ですね。

身軽にミラノへ向かいましょう!


忘れ物を確認し、フロントに向かいます。
上品なお婆さまにお礼を言いたいな・・と思っていたら、お爺ちゃんでした。
残念。でも、またフィレンツェに来る機会があったら、是非また会いたいですね。

3日目のドゥオーモを眺めながら、とことん素敵な街だったなと改めて思います。
今回は駆け足で芸術面を主に観ましたが、のんびりカフェでお茶を飲みながら
ゆっくりと街の雰囲気を感じるのもいいかなと思いますね。

なーんて悠長なこと言っていられないのは、これから鬼門の高速鉄道に乗るからです。
タクシーでサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで向かい、発車の1時間ほど前に到着。
これくらい余裕がないと危険です。
案の定、乗り入れるホームはまだ決まっていません。
電光掲示板を凝視していたら、Frecciarossaが2両入ってきました。

フレッチャロッサx2

いいねぇ、実にいい。
しかし、意識は電光掲示板。
ローマでは、始発駅ながら到着駅を把握していなかったために、列車の確定に手間取りましたが、
今回乗る列車は始発ローマでフィレンツェは経由ながら、終着がミラノと分かっているので
その点では気が楽です。
更に、今回乗るのは分かりやすいからです。それは、今年からイタリアの高速鉄道に参入してきた
「italo」(イタロ)というフェラーリの会長が出資しているNTV社の車両で、
ジウジアーロデザインの深紅のカッコいいデザイン、そしてTGVの第4世代だけあり
巡航速度300km/h、最高速度360km/hの凄いヤツです。
間違いようがありません。

ふとよそ見している隙に電光掲示板にホーム番号が表示され、程なく赤い車両が入ってきました。

italo

カッコいいね~。これぞイタリアって感じ。
ちょっとE3系に見えるような、500系っぽいような気もするような。
日本じゃこの色を走らせる冒険はできないんだろうな。

italo

とにかく美しすぎる高速鉄道です。
新旧比べると隔世の感がありますね。

新旧

で、のんびり写真撮ってる場合じゃありません。
車両を確認し、ダーッとホームを突き進みます。
先頭車両側から向かうもので、とにかく遠い遠い。

そこで驚いたのが、各車両、ドアのところに赤いオシャレな制服を着た美女が立ってるんですよ。
乗降客を案内するために。イタリア中の美人集めたんじゃないかってクオリティでビックリです。
もちろん、「Buongiorno!」とご挨拶して乗り込みます。
嘘みたいにスムーズ。何か落とし穴でもあるのか?

1等の車両だったので、1列シートでゆったり。
でも、やはりリクライニングがありません。

italoシート

何から何までイカしてますね。
やっぱりフェラーリって凄いんだ。

何の音もなくスルスルと発車。
驚きの定刻発車です。意外にイタリアって大丈夫なんじゃない?

乗り心地も快適ですね。角度がいいのかゆったりだからか、リクライニング無くても不満無し。
テンション上がって景色を眺めていたら、車内販売の女性ってよりは先ほどドアの前に立っていた
オシャレな赤い制服を着たスタッフがワゴンを押してきて、「いかがですか?」と訊いてきました。
待ってました!
前回スルーしてしまった反省から、しっかりとクッキーとコーヒーを頂きました。

italo軽食

美味しいねぇ。
こんなサービス付いても、日本より割安感があるんですよね。
JRももう少し頑張るべきです。

しばらくして二度目のサービスにまわってきたとき、前列の人多頼んだ赤ワインを用意していたら
盛大に床にこぼして「キャッ!」と可愛く叫びました。
カーペットの赤い染みを慌ててふき取るイタリア美人というのも実にアリです (笑)

1時間半程度の列車の旅もそろそろ終わり。
仙台-東京を走るはやての準グリーン的な席で約4,200円は実にお得感があります。

途中、ボローニャに停まるとき、女性の声でアナウンスがありました。
そもそも、停車駅のアナウンスされるのでさえビックリなのに、女性の声なんです。
italoの本気度が判るってものです。
インフォメーションからコンシェルジュ、車掌もなのかな?みんな女性。それも綺麗。
本気度が判るってものです。大事なことだから二回ほど。(笑)

トスカーナの牧歌的な風景から、次第に近代的なビルが目立ち始め、
街によってずいぶん違うものだなと思っているうちにミラノP.G.駅に到着しました。
本当はミラノ中央駅へ行きたいところなのですが、新規参入のitaloは使わせてもらえないようです。
地下鉄で2駅程度の距離ではありますが、せっかくだからホテル探しで迷うよりはとタクシーで。

ミラノに着いてから感じてはいましたが、ローマ・フィレンツェに比べてなんかお洒落。
歩いてる女性の服装がファッショナブルなんですよね。どうと言われると困るけど。
タクシーの若目のドライバーも、なんかイケメン度が高い (笑)

ミラノ中央駅にほど近い「HOTEL Florida」に到着。
ミラノなのにフロリダ。
ホテルの名前にもこだわりたいところでしたが、駅から近くて安いならまぁいいか。

ホテルフロリダ

この外観、実に趣のない普通のホテル。
ミラノは近代的な建物が目立つ分、街全体のテーマパーク感が薄いですね。
買い物とサッカーがなければ、観光では飛ばしても良い街かもしれません。

フロントの男性も、どことなくスマートな感じ。
ミラノってだけでバイアス掛かってるかもしれませんが。
チェックインはもう慣れたもので、何事もなく鍵を受け取り部屋に入りました。

部屋はダブルサイズのベッドにバスタブ付で、ごくごくシンプル。
今夜はほとんど寝るだけですので、これでも上等な方ですね。

では、ミラノ散策に出かけてみましょう。


【本日前半のトラブル】(5段階評価)

 ・何も無し!

【対策】
 
 ・特に無し! 素晴らしい!

  あるとすれば、italoの素敵な女性と制服の写真を撮っておくべきでした。
  「Posso fotografare la tua unifoma? 」(制服撮らせて♪)は準備してましたが・・
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